2023.09.12 22:00 更新
2023.09.12 配信
Intel Corporation(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2023年9月12日、高速有線インターフェイスであるThunderboltの最新規格「Thunderbolt 5」を発表した。
USB4 Version 2.0に準拠したインターフェイスで、帯域幅はThunderbolt 4/3の双方向40Gbpsから双方向80Gbps(送信40Gbps×2/受信40Gbps×2)へと2倍に拡張され、外付けグラフィックスBOX(eGPU BOX)や外付けSSD、Thunderboltネットワーキングのパフォーマンスを大きく引き上げることができる。
さらに受信帯域の40Gbps分を送信帯域で使用する「Bandwidth Boost」機能を備え、送信帯域を最大120Gbpsに引き上げる非対称通信機能にも対応。これにより8K解像度のマルチディスプレイや最高540Hzの超高リフレッシュレート、4K/144Hzのトリプルディスプレイと言った構成が可能になり、クリエイティブな作業やゲームプレイの環境を大きく改善できる。
また電源供給能力もThunderbolt 4の最大140Wから最大240Wに引き上げられ、消費電力の多いハイエンドGPUを内蔵したノートPCもケーブル1本で充電できるようになる。
コネクタはこれまでと同じUSB Type-Cで、ケーブルは長さ1mまでのThunderbolt 4向けパッシブケーブルがそのまま使用可能。なおThunderbolt 5コントローラ(開発コード名Barlow Ridge)をベースにしたPCやアクセサリは2024年より発売が開始される予定だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Intel Corporation: https://www.intel.com/