ゲーム向け音響技術「360 Spatial Sound for Gaming」搭載

ソニー株式会社（本社：東京都港区）は2023年10月11日、ゲーミングギア「INZONE」より、プロeスポーツチームFnaticが監修した完全ワイヤレスゲーミングイヤホン「INZONE Buds」と、ワイヤレスゲーミングヘッドセット「INZONE H5」を発表した。発売はいずれも10月27日(金)で、カラーはブラックとホワイトの2色。

INZONE Buds

「INZONE Buds」は、振動板にドーム部とエッジ部で異なる素材を組み合わせた直径8.4mmドライバーユニット「ダイナミックドライバーX」を採用。さらにソニーの「360立体音響」をベースにゲーム向けに最適化した「360 Spatial Sound for Gaming」を搭載し、「ゲームフィールド内の敵の位置」をはじめ、「どこから攻撃されているのか」「どのようなフィールドにいるのか」など、空間の感覚を音によって把握しやすくなる。

またゲームに集中できるノイズキャンセリングや、ゲームのサウンドを損なうことなく外部の音も聞こえるアンビエントサウンドモードなどの機能を備える。

採用チップセットは電力効率を改善した新設計の「低消費電力プロセッサーL1」で、本体バッテリーのみで約12時間、付属のケースで充電すると合計約24時間の使用が可能。また機器間はUSBトランシーバーを使用した30ms未満の低遅延を実現する2.4GHzワイヤレス接続と、次世代Bluetoothオーディオ「LE Audio」での接続をサポートする。

INZONE H5

「INZONE H5」は本体重量約260gの軽量ワイヤレスゲーミングヘッドセット。イヤーパッド素材には、肌触りが良いナイロン素材を使用することで、快適な装着性を実現している。

接続インターフェイスはUSBトランシーバーによる低遅延な2.4GHzワイヤレス接続の他、φ3.5mmステレオミニジャックによる有線接続にも対応。主なスペックは感度89dB、再生周波数帯域5～20,000Hz、インピーダンス21Ω、ケーブル長1.5m。

文： 編集部 池西 樹
ソニー株式会社： https://www.sony.jp/