2023.10.20 11:00 更新
2023.10.19 配信
AMD(本社:アメリカ)は2023年10月19日(現地時間)、ワークステーション向けCPU「Ryzen Threadripper PRO 7000 WX」シリーズと、ハイエンドデスクトップ向けCPU「Ryzen Threadripper 7000」シリーズを発表した。グローバル市場向けには11月21日より発売が開始される予定だ。
いずれもコアアーキテクチャには製造プロセス5nmのZen 4を採用。CPUソケットはsTR5、バスインターフェイスはPCI Express 5.0、メモリはDDR5-5200 RDIMMに対応し、オーバークロック機能も搭載される(Ryzen Threadripper PRO 7000 WXの場合OEMシステムはオーバークロック非対応)。
ワークステーション向け「Ryzen Threadripper PRO 7000 WX」シリーズのCPUコアは最高96コア/192スレッド、キャッシュメモリはL2キャッシュが最高96MB、L3キャッシュが最高384MBで、メモリチャンネルは8チャンネル、容量は最大2TBまで増設が可能。なお製品ラインナップは「Ryzen Threadripper PRO 7995WX」を筆頭に6モデルが用意される。
ハイエンドデスクトップ向け「Ryzen Threadripper 7000」シリーズのCPUコアは最高64コア/128スレッド、キャッシュメモリはL2キャッシュが最高64MB、L3キャッシュが最高256MBで、メモリチャンネルは4チャンネル、容量は最大1TBまで増設が可能。なお製品ラインナップは「Ryzen Threadripper 7980X」を筆頭に3モデルが用意される。
対応チップセットは「WRX90」と「TRX50」の2種類が用意され、「Ryzen Threadripper PRO 7000 WX」専用となる「WRX90」では、PCI Expressレーンは合計148レーン(PCI Express 5.0は最大128レーン)で、PRO管理機能やセキュリティ機能にも対応する。
また「TRX50」は「Ryzen Threadripper PRO 7000 WX」と「Ryzen Threadripper 7000」の両方のプロセッサに対応するが、メモリチャンネルは4チャンネルに、PCI Expressレーンは合計92レーン(PCI Express 5.0は最大48レーン)に制限される他、PRO管理機能やセキュリティ機能には非対応になる。
文: 編集部 池西 樹
AMD: http://www.amd.com/