リニアタイプの静音メカニカルスイッチを初採用

株式会社PFU（本社：石川県かほく市）は2023年10月25日、ポインティングスティックとジェスチャーパッドを搭載したコンパクトキーボード「HHKB Studio」を発表した。直販価格は税込44,000円で、直販サイトのPFUダイレクトにて販売が始まっている。

和田英一氏が考案したHHKBの基本コンセプトである合理的なキー配列を継承しつつ、ポインティングデバイスとしての機能を追加したHHKBの新モデル。PFUの米国拠点PFU America, Inc.にて企画され、Huge Design LLC.（米国カリフォルニア州）にデザイン協力を得て開発したとのこと。キースイッチには、リニアタイプのオリジナル静音メカニカルスイッチ（押下圧45g）が初めて採用された。

キーボード中央部にポインティングスティック、スペースキー下部にマウスボタンを搭載。ホームポジションから手を離さずにカーソルを操作できる。また、側面左右と前面左右の合計4ヶ所にジェスチャーパッドを備え、スクロールやウインドウ切り替えといった機能を割り当てることが可能。「Studio」のモデル名通り、クリエイティブワークへの活用が想定されている。

HHKBオリジナルの静音メカニカルスイッチの仕様は、押下圧45g、キーピッチ19.05mm、キーストローク2.5mm。ホットスワップに対応しており、3pinまたは5pinのメカニカルスイッチとの互換性がある。キーボードレイアウトは63キー英語配列と72キー日本語配列をラインナップする。

接続インターフェイスはBluetoothまたはUSB Type-Cによる有線接続で、最大4台までのマルチペアリングに対応。ワイヤレス接続時の電源には単3電池×4を使用し、約3ヶ月間動作する。外形寸法は幅308mm、奥行き132mm、高さ41mm、重量は830～840g。

文： 編集部 絵踏 一
株式会社PFU： https://www.pfu.fujitsu.com/