2023.11.10 10:11 更新
2023.11.09 配信
Valve Corporation(本社:アメリカ)は2023年11月9日(現地時間)、携帯ゲーム機「Steam Deck」の有機ELディスプレイ搭載モデル「Steam Deck OLED」を発表した。ストレージ容量は512GBと1TBの2モデルがラインナップし、国内では11月17により発売開始。価格は税込84,800円と税込99,800円。
有機ELディスプレイを搭載したことで、より鮮明な色彩表示と、深みのある黒色の表現ができるようになった他、リフレッシュレートも90Hzに、ピーク起動も1,000nitへと向上している。またディスプレイサイズが7.0型→7.4型に大型化されているにも関わらず、本体重量は669g→640gへと約5%軽量化された。
さらにZen 2アーキテクチャをベースにしたカスタムAPUの製造プロセスの微細化(7nm→6nm)、メモリスピード(5,500MT/s→6,400MT/s)、バッテリ容量(40Whr→50Whr)、バッテリ駆動時間(2~8時間→3~12時間)、ワイヤレス機能(Wi-Fi 5→Wi-Fi 6E)などがアップグレードされている。
またアナログスティック上部の素材や形状の調整、ショルダーボタンの応答性や触感の改善、忠実度とエッジ検出を改善した再設計トラックパッドなど、インターフェイス周りの改良も行われているという。なお従来モデルは「Steam Deck LCD」として256GB版が税込59,800円で継続して販売が行われる。
文: 編集部 池西 樹
Valve Corporation: https://www.valvesoftware.com/ja/