2024.01.30 14:37 更新
2024.01.30 配信
ソニー株式会社(本社:東京都港区)は2024年1月30日、5G対応のポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」を発表した。市場想定売価は税込159,500円で、3月22日より発売予定。
5Gの高速モバイル通信による映像・静止画の伝送に特化したデータトランスミッター。報道写真や放送映像制作などの分野における活用が想定されており、カメラの撮影データを高速かつ安定した5G通信でFTPサーバーなどに転送することで、データの受け渡しやコンテンツ制作・配信までの時間を短縮できる。
さらにカメラと接続することで安定したYouTube配信などのライブストリーミングが可能。撮影や配信場所の制約を解消できる。また、データがトランスミッター側に転送完了していれば、カメラを起動していない移動中でもデータを伝送可能。
独自のアンテナ構造と配置により通信特性を高めており、国内外の5Gミリ波帯やSub6通信、スタンドアロン方式の5G通信、ローカル5Gなど幅広いバンドに対応。SIMは物理SIM+eSIM構成のデュアルSIM仕様で、電波状況により繋がりやすい回線を自動で選択する。
そのほか、カメラとの接続端子としてLANポートとUSB Type-C、HDMI Type-Aを搭載。ストレージは256GBの内蔵メモリに加え、最大1TBのmicroSDXCカードが利用できる。
なお、薄型ながら冷却ファンとダクト構造により、最大40℃の環境でも動作。冷却ファンの動作モードはオート(バランス)/冷却優先/静音優先から選べる。
文: 編集部 絵踏 一
ソニー株式会社: https://www.sony.jp/