EコアのみのSierra Forestの正式名称は「Xeon 6」に決定

Intel Corporation（本社：アメリカ カリフォルニア州）は2024年4月9日（現地時間）、「Intel Vision 2024」にて、AIアクセラレータの新製品「Gaudi 3」を発表した。

2022年にリリースされた「Gaudi 2」の後継モデルにあたる製品で、製造プロセスは7nm→5nmへと微細化されている。またAI処理を行う64基の第5世代Tensor Processor Coreや8基のMatrix Math Engine、帯域幅3.7TB/sの128GB HBM2eメモリ、帯域幅12.8TB/sの96MB SRAMなどを備え、Gaudi 2からAI処理性能は4倍、メモリ帯域は1.5倍、ネットワーク帯域は2倍へと向上している。

ちなみに競合となるNVIDIA H100との比較ではAI推論性能は平均1.5倍、学習時間は最高1.7倍高速化されるほか、電力効率については最大2.3倍も改善しているという。

ネットワークは200Gb×24に対応し、製品ラインナップはMezzanine Cardの「HL325L」、「HL325L」を8基搭載したベースボードの「HL325」、PCI Expressカードの「HL338」の3種類。なお搭載製品は、2024年第2四半期より、Dell Technologies、Hewlett Packard Enterprise、Lenovo、Supermicroなどから登場する予定。

またEコアのみで構成される最大288コアのXeonプロセッサ「Sierra Forest」の正式名称が「Xeon 6」になることも合わせてアナウンスされている。

文： 編集部 池西 樹
Intel Corporation： https://www.intel.com/