2024.04.10 14:18 更新
2024.04.09 配信
Micron Technology(本社:アメリカ アイダホ州)は2024年4月9日(現地時間)、世界初クアッドポートのマルチポート対応を可能にした車載グレードSSD「4150AT SSD」を発表した。すでにサンプル出荷が開始されている。
AI時代の到来により間もなく10億行のコードを扱うようになると言われ、「最も複雑なソフトウェア駆動のマシン」とも呼ばれるコネクテッドカー向けのSSD。既存のソリューションは1つのSoCにのみ接続可能なところ、「4150AT SSD」は最大4つのSoCに接続できるクアッドポート仕様を特徴とする。
インターフェイスはPCI Express 4.0で、シングル・ルートI/O仮想化(SR-IOV)に対応することで、最大64台もの仮想マシンのマルチホストワークロードをサポート。車載を前提とした高耐久設計も特徴とする。
また、TLC NANDによって構築されたSSDだが、SLCおよび高耐久SLC(HE-SLC)による構築にも対応。容量は220GB/440GB/900GB/1.8TBをラインナップ、転送速度はランダム読込600,000IOPS以上、同書込100,000IOPS以上とされる。
「4150AT SSD」は、4月9日からドイツ・ニュルンベルクで開催されている「embedded world」にて展示デモも行われている。
文: 編集部 絵踏 一
Micron Technology: https://www.micron.com/