要望に合わせた完成システムとしての提案も可能

テックウインド株式会社（本社:東京都文京区）は2024年5月20日、GPGPUや人工知能エッジコンピューティングソリューションを得意とするAetinaブランドの組み込み向けPCI Express Card、MXM/M.2モジュールの取り扱い開始を発表した。

今回取り扱いが開始された製品はPCI Expressカードは2年間の保証と3年間の供給を、MXMモジュールは2年間の保証と最長7年間の長期供給に対応し、産業用・組み込み用途に最適としている。また要望に合わせた完成システムとしての提案も可能になるとのこと。

「IA380E-QUFL」は、Intel Arc A380Eを搭載するPCI Express接続のグラフィックスカード。主なスペックはXeコア数8基、XMXエンジンコア数128基、ベースクロック2,000MHz、ブーストクロック2,250MHz、メモリスピード15.5Gbps、メモリバス幅96bitで、ビデオメモリはGDDR6 6GB。出力インターフェイスはminiDisplayPort 1.4a×4、バスインターフェイスはPCI Express 4.0(x8)、カードサイズは169.69×68.85×21.6mm、厚さは1スロットで、ロープロファイルに対応する。

「N4060-VSFX」は、GeForce RTX 4060 8GBを搭載するPCI Express接続のグラフィックスカード。主なスペックはCUDAコア数3,072基、ベースクロック1,830MHz、ブーストクロック2,460MHz、メモリスピード17Gbps、メモリバス幅128bitで、ビデオメモリはGDDR6 8GB。出力インターフェイスはDisplayPort 1.4a×3、HDMI 2.1×1、バスインターフェイスはPCI Express 4.0(x8)、カードサイズは152.05×114.15×42.13mm、厚さは2スロットで、補助電源コネクタは8pin×1。

「MX5000A-WP」は、NVIDIA RTX 5000 Ada Generation Embedded GPUを搭載するMXMモジュール。主なスペックはCUDAコア数9,728基、ベースクロック1,425MHz、ブーストクロック2,115MHz、メモリスピード18Gbps、メモリバス幅256bitで、ビデオメモリはGDDR6 16GB。カードサイズは82×105×3.1mm。

「AI-MXM-H84A」は、Hailo-8 AI推論プロセッサを4基搭載するMXMモジュール。AI性能は104 TOPS、バスインターフェイスはPCI Express 3.0(x16)、消費電力は25W、カードサイズは82×105×7.1mm。

「M.2-2280-M」は、Hailo-8 AI推論プロセッサを搭載するMXMモジュール。AI性能は26 TOPS、消費電力は8.65W。

文： 編集部 池西 樹
テックウインド株式会社： https://www.tekwind.co.jp/
Aetina： https://www.aetina.com/jp/