2024.05.21 22:00 更新
2024.05.21 配信
AMD(本社:アメリカ)は2024年5月21日、Socket AM5に対応する中小企業向けエントリーサーバーCPU「EPYC 4004」シリーズを発表した。
EPYC 4004は、EPYCシリーズの中では最もエントリークラスになる |
Xeon E-2400シリーズの対抗として開発された製品で、コアアーキテクチャはコンシューマ向けCPUのRyzen 7000シリーズと同じZen 4。また8基のCPUコアと32MBのL3キャッシュを備えたCPUダイ「CCD」(CPU Complexダイ)を最大2基と、メモリコントローラやI/Oコントローラなどを内蔵する「IOD」(I/Oダイ)を組み合わせたチップレット技術を採用している。
最大コア数は16コア、動作クロックは最高5.7GHzで、BFLOAT16やVNNI、AVX-512に対応。メモリはDDR5-5200 UDIMM(ECC対応/最大192GB)をサポートし、バスインターフェイスはPCI Express 5.0、TDPは65Wから170Wまで用意されている。
ちなみにAMDの資料によれば、Xeon E-2400シリーズとの比較ではコストパフォーマンスは最大4.1倍、ワットパフォーマンスは最大2.6倍、コアあたりのパフォーマンスは最大2.4倍に向上しているという。
製品ラインナップは16コアのEPYC 4564P/4584PXを筆頭に、12コアのEPYC 4464P/4484X、8コアのEPYC 4364P/4344P、6コアのEPYC 4244P、4コアのEPYC 4124Pの8モデルで、価格は149~699ドル。
文: 編集部 池西 樹
AMD: https://www.amd.com/