最大12トンのパワーで強力破壊。ツール換装でM.2 SSDやスマホにも対応

オーデン株式会社（本社：東京都千代田区）は2024年6月26日、ストレージを物理的に破壊できるHDD/SDDパンチャー「P30」を発表した。価格はオープンプライスで、7月1日より販売が開始される。1週間のレンタルも可能。

ストレージなどの記録媒体を物理的に破壊することで、データ漏えいを防ぐことができる電動式物理破壊機。ストレージを載せた昇降テーブルを最大12トンの油圧で上昇させ、上部に固定した破壊ツール（穿孔ビット）に強力に押し当てることにより破壊する仕組み。物理破壊のサイクルタイムは約8秒とされ、短時間で破壊できる。

破壊後はプッシャ板がバネの力でストレージと破壊ツールを引き剥がし、ストレージの食い付きを軽減することで取り出しやすくする構造。また、破壊後の破片はトレイに残るため、毎度本体を清掃する必要がない。

破壊ツールは、3.5インチ/2.5インチHDD用、2.5インチSSD用、M.2 SSD用、スマートフォン用、テープ用をラインナップ。各種破壊ツールを換装することで、多彩な機器に対応する。破壊ツールはオプション販売のほか、本体とのセット販売も行う。

見やすい液晶画面とシンプルな2ボタン操作により、手軽に誰でも使用可能。製品保証は3年間または50,000回破壊で、耐久性の高さも特徴とする。外形寸法は幅187mm、奥行き289mm、高さ410mm、重量約18kg（破壊ツール除く）。

文： 編集部 絵踏 一
オーデン株式会社： https://www.ohden.jp/