2024.07.17 18:45 更新
2024.07.16 配信
Micron Technology(本社:アメリカ アイダホ州)は2024年7月16日(現地時間)、データセンター向けメモリ「MRDIMM」のサンプル出荷を開始した。
仮想マルチテナントやHPC、AIデータセンターなど、メモリを大量に使用するデータセンター向けメモリで、DDR5メモリと物理的、電気的互換性を維持しながらRDIMMに比べて有効メモリ帯域幅は最大39%、バス効率は15%以上向上。さらにレイテンシは最大40%も改善されている。
容量は32GB~256GBで、標準サイズに加えてTFF(tall form-factor)と呼ばれる背の高いモジュールもラインナップ。TFFモジュールは標準サイズに比べてDRAMの温度は最大20℃も低くなるとしており、メモリ集約型のデータセンターでは、冷却システムを効率化する効果も期待できるという。
量産開始は2024年後半予定で、CPUはIntel Xeon 6シリーズをサポートする。
文: 編集部 池西 樹
Micron Technology: http://www.micron.com/