ヒートパイプ付きの大型ヒートシンクで万全の放熱

HighPoint Technologies（本社：アメリカ）は2024年7月23日（現地時間）、PCI Express 5.0に対応するRAIDカード・アダプタ「Rocket 7600 RAID/Pro」シリーズを発表した。市場想定売価は1,999ドル。

PCI Express 5.0(x16)対応のM.2 NVMe SSDを搭載可能なRAIDソリューションで、増設カードとアダプタカードの2タイプをラインナップ。増設カード（AIC）モデルには、最大8台のM.2 NVMe SSDを搭載できる。フォームファクタはM.2 2280をサポート。RAID 0/1/10に対応し、起動可能なボリュームを含む最大4つのRAIDアレイが構築できる。

また、製品にはBroadcomのスイッチIC「PEX89048」が実装され、PCI Express 5.0(x16)レーンの帯域幅を最大限に活用可能。VPPおよびUBMバックプレーン仕様に準拠するアダプタカードタイプは、バックプレーン接続により最大32台のNVMeデバイスをホストできる。

なお、冷却対策として銅製ヒートパイプを備えたカード全面を覆う大型ヒートシンクを搭載。管理ツールスイートを組み合わせ、サーマルスロットリングを発生させることなく超高速のRAIDストレージを運用できる。拡張カードモデルには冷却ファンも搭載されているが、管理ツールによりファンレス動作に設定することも可能という。

文： 編集部 絵踏 一
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