2024.07.30 12:53 更新
2024.07.30 配信
SK hynix(本社:韓国)は2024年7月30日、次世代グラフィックス向けメモリ「GDDR7」を発表した。
メモリスピードは32Gbpsで従来モデルから約60%向上し、1秒間にフルHD映画300本(各5GB)に相当する1.5TB以上のデータを処理することが可能。さらにメモリスピードについては40Gbpsまでの高速化も見込まれているという。
また高速データ処理による熱問題を解消するため新パッケージ技術を導入し、電力効率は50%以上改善。放熱基板の層数を4層から6層に増やし、パッケージ材料にEMC(Epoxy Molding Compound)を適用することで、製品サイズを変えずに熱抵抗は74%も低減している。
なおGDDR7メモリは、2024年第3四半期より量産が開始され、ハイエンド3Dグラフィックスの他、AI、高性能コンピューティング、自動運転などの分野で活用される予定。
文: 編集部 池西 樹
SK hynix: https://www.skhynix.com/