TSMC 6nm EUVプロセスで製造

Silicon Motion Technology（本社：アメリカ カリフォルニア州）は2024年8月5日（現地時間）、PCI Express 5.0(x4)対応のSSDコントローラ「SM2508」を発表。FMS 2024にて製品デモを実施した。

製造プロセスはTSMC 6nm EUVプロセスで、コントローラの消費電力は12nmプロセスの競合製品に比べて50％も削減。コントローラ自体の消費電力は約3W、SSD全体でも7W未満に留まり、これまで発熱の問題で難しかったノートPCでもPCI Express 5.0(x4)SSDが使えるようになるという。

プロセッサはクアッドコアのArm Cortex-R8、転送速度はシーケンシャルアクセスが最高14.5GB/s、ランダムアクセスが最高250万IOPS、NANDフラッシュは最新世代の3D TLC/QLCをサポートし、最大3,600MT/sの8ch動作に対応する。

なお現在主要ベンダーによって搭載SSDの開発が進められており、量産開始は2024年第4四半期から2025年第1四半期を予定している。

文： 編集部 池西 樹
Silicon Motion Technology： https://www.siliconmotion.com/