2024.08.09 10:02 更新
2024.08.08 配信
Raspberry Pi Foundation(本社:イギリス)は2024年8月8日(現地時間)、独自マイクロコントローラを搭載する小型開発基板「Raspberry Pi Pico 2」を発表した。すでにグローバル市場向けに発売が開始され、市場想定売価は5ドル。
2021年1月にアナウンスされた「Raspberry Pi Pico」の後継モデルで、マイクロコントローラは「RP2040」から「RP2350」にアップグレード。「RP2350」では、CPUがARM Cortex M0+(デュアルコア/133MHz)からARM Cortex-M33(デュアルコア/150MHz)に、SRAMの容量は264KBから520KBに、フラッシュメモリ容量は2MBから4MBへとアップグレードされている。
さらに署名付きブート、8KBのアンチヒューズワンタイムプログラマブルメモリ、SHA-256アクセラレータ、ハードウェアTRNGなどのセキュリティ機能を搭載する。
外部インターフェイスはmicroUSBで、基板サイズは幅21mm、長さ51mm。なおスイッチサイエンスでは発売時期は現時点未定ながら取り扱い開始がアナウンスされており、販売価格は税込990円になる予定。また「RP2350」を搭載したオリジナル開発ボード「Picossci 2」も準備中だ。
文: 編集部 池西 樹
Raspberry Pi Foundation: http://www.raspberrypi.org/