プロeスポーツチームFnaticと共同開発

ソニー株式会社(本社：東京都港区)は2024年9月25日、INZONEブランドに属する27型有機ELゲーミングディスプレイ「INZONE M10S」を発表。10月25日(金)より販売を開始する。価格はオープンプライスで、市場想定売価は税込175,000円前後の見込み。

解像度2,560×1,440(QHD)の有機ELパネルを採用し、リフレッシュレートは480Hzに対応。応答速度は0.03ms(GtoG)を実現し、ピーク輝度(HDR)は1,300cd/m²、スタティックコントラスト比1,500,000:1とされる。

また、プロeスポーツチームFnaticと共同開発もトピックで、eスポーツ大会で広く採用される24.5型サイズに変更できる「24.5インチモード」を搭載。適用時の解像度は2,368×1,332ピクセルやフルHDなどが選択できる。さらにTN方式液晶パネルのゲーミングディスプレイ画質を再現する「FPS Proモード」や、FPSゲームを想定し色調表現を調整した「FPS Pro+モード」も装備した。

さらにeスポーツエルゴノミックデザインによる独自の重心構造は、デザイン性と安定性を両立。円形台座は直径159mm(厚さ4mm)に抑え、入力デバイスのスペースを広く確保できる。その他、最大色域98.5%(DCI-P3カバー率)、最大表示色10.7億色、視野角(水平/垂直)178°、表面処理はアンチグレアで、ブルーライト軽減およびフリッカー軽減機能を備えた。

入出力端子はDisplayPort2.1×1、HDMI2.1×2、USB Type-Bx1(Upstream)、USB Type-Ax2(Downstream)、ヘッドホン出力x1(3.5mm)、USB Type-Ax1(SWアップデート用)。スタンドは高さ調整幅120mm、チルト角-5°～+25°、スイーベル角±180°、VESAマウントは100x100mm。外形寸法は幅604mm、奥行き197mm、高さ504mm、重量約6.2kg。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
ソニー株式会社： https://www.sony.jp/