2024.10.11 03:00 更新
2024.10.10 配信
AMD(本社:アメリカ)は2024年10月10日(現地時間)、最大55TOPSのNPUを搭載したビジネス向けモバイルCPU「Ryzen AI PRO 300」シリーズを発表した。
今年6月にアナウンスされた「Ryzen AI 300」シリーズがベースで、CPUコアにはZen 5アーキテクチャを採用。最大コア数も先代の8コア/16スレッドから12コア/24スレッドに増加しており、ライバルとなるIntel Core Ultra 7に比べてマルチスレッド性能は30~40%、オフィス系の処理でも9~14%高い性能を発揮する。
先代モデルとの比較。NPU性能が大きく向上したほか、CPUのコア数も8コア/16スレッドから12コア/24スレッドになり、マルチスレッド性能にも期待ができる |
またGPUには最大16 Compute Unitで構成されるAMD RDNA 3.5世代のAMD Radeon 800Mを、NPUには最大55TOPSのXDNA 2を内蔵し、Copilot+ PCに対応。さらにビジネスLLMや多言語チャットボット、音声認識、自動コンテンツ生成、各種分析処理など幅広い用途で活用できる。
製品ラインナップは12コア/24スレッド、55TOPS、AMD Radeon 890Mの「Ryzen AI 9 HX PRO 375」、NPUが50TOPSになった「Ryzen AI 9 HX PRO 370」、8コア/16スレッド、50TOPS、AMD Radeon 880Mの「Ryzen AI 7 PRO 360」の3モデルがラインナップする。
AMDのビジネス向けCPUではおなじみのセキュリティ機能「AMD PRO Security」にも対応する |
文: 編集部 池西 樹
AMD: https://www.amd.com/