2024.10.11 10:44 更新
2024.10.11 配信
ASRock Incorporation(本社:台湾)は2024年10月11日、開発コード名「Arrowlake-S」ことIntel Core Ultra 200Sに対応するIntel Z890チップセット搭載マザーボードを発表した。なお発売日および市場想定売価については後日発表される見込み。今回は各モデルの概要を紹介していこう。
最上位「Taichi」シリーズには、スタンダードな「Z890 Taichi」、イルミネーションやヒートシンクを簡略化した「Z890 Taichi Lite」に加えて、Alphacoolと共同開発した水冷・空冷ハイブリッドシステムを搭載するホワイトモデル「Z890 Taichi AQUA」と、特許出願中の「Memory OC Shield」により、10,133Mbpsのメモリスピードに対応するOC向け「Z890 Taichi OCF」の計4モデルがラインナップする。
いずれもCPU向けの電源回路には110A SPSを採用し、Vcore向けには20フェーズ以上の電源回路を搭載。また5ギガビットLANとWi-Fi 7に対応し、「Z890 Taichi AQUA」には10ギガビットLANポートも用意されている。
Z890 Taichi AQUA |
Z890 Taichi OCF |
Z890 Taichi |
Z890 Taichi Lite |
ゲーミング向け「Phantom Gaming」シリーズには、ATXのハイエンドモデル「Z890 Nova WiFi」、ミドルレンジモデル「Z890 Riptide WiFi」、エントリーモデル「Z890 Lightning WiFi」のほか、コンパクトなゲーミングPC向けにMicroATXの「Z890M Riptide WiFi」と、Mini-ITXの「Z890I Nova WiFi」がラインナップする。
また有線LANは5ギガビットLANまたはKiller E3100Gによる2.5ギガビットLANを標準装備し、Nahimic Audioにも対応する。
Z890 Nova WiFi |
Z890 Riptide WiFi |
Z890 Lightning WiFi |
Z890M Riptide WiFi |
Z890I Nova WiFi |
配信者向け「LiveMixer」シリーズには、合計23ポートのUSBを搭載する「Z890 LiveMixer WiFi」がラインナップ。独立したUSBコントローラーを使用する高速・低遅延な「Lightning Gamingポート」や、ノイズのない安定した電力を供給する「Ultra USB Power」に対応し、キャプチャカードや高速ネットワークを接続するためのPCI Express(x4)スロットも2本搭載する。
Z890 LiveMixer WiFi |
耐久性・信頼性を重視した「Steel Legend」シリーズには、ホワイトカラーの基板を採用する「Z890 Steel Legend WiFi」がラインナップ。有線LANはDragon 2.5ギガビットLANで、Lightningゲーミングポートも用意されている。
Z890 Steel Legend WiFi |
スタンダードな「Pro」シリーズには、ホワイトカラーの基板を採用する「Z890 Pro RS WiFi White」を筆頭に、ATXマザーボード5モデルがラインナップ。いずれも電源回路はDr.MOSによる16+1+1+1+1フェーズで、有線LANは2.5ギガビットLANを搭載する。
Z890 Pro RS WiFi White |
Z890 Pro RS WiFi |
Z890 Pro RS |
Z890 Pro-A WiFi |
Z890 Pro-A |
文: 編集部 池西 樹
ASRock Incorporation: https://www.asrock.com/