データセンターのストレージ効率を最大化する大容量HDDの新製品

Western Digital Corporation（本社：アメリカ カリフォルニア州）は2024年2024年10月16日（現地時間）、ePMR（高エネルギーアシストPMR）記録技術を採用した世界最大容量の「32TB Ultrastar DC HC690 UltraSMR HDD」など、エンタープライズ向けHDDの出荷開始を発表した。

「32TB Ultrastar DC HC690 UltraSMR HDD」は世界最大容量の32TBを誇るHDDで、シーケンシャル転送速度が最大257MiB/s、アイドル時の消費電力は5.5W。同じくエンタープライズ向けに出荷が開始された「26TB Ultrastar DC HC590 CMR HDD」は容量26TBのCMRドライブで、シーケンシャル速度最大288MiB/s、アイドル時消費電力が5.6W。

いずれも11枚ディスクプラットフォームの製品で、ePMRに加えてOptiNANDやArmorCache、トリプルステージアクチュエータ（TSA）などの技術を搭載している。

また、システムインテグレータ向けに出荷が開始された大容量SATA HDDの「26TB WD Gold SATA HDD」は、最大250万時間のMTBFをサポートする26TB HDD。エンタープライズおよび商用システム環境における過酷な読み出し・書き出しワークロードへの耐久性を備えており、5年保証が提供される。

文： 編集部 絵踏 一
Western Digital Corporation： https://www.westerndigital.com/