既存ラック環境に導入できるPCIeカードタイプの最新GPU製品

NVIDIA Corporation（本社：アメリカ・カリフォルニア州）は2024年11月18日（現地時間）、Supercomputing SC24においてHopperアーキテクチャを採用する「NVIDIA H200 NVL PCIe GPU」を発表した。

エンタープライズラックの約70％を占めるという、低電力（20kW以下）の空冷式環境に向けて設計されたGPU製品。NVIDIA NVLinkで接続された複数台の「NVIDIA H200」で構成されたPCI Expressカードタイプのソリューションで、既存のラックを使用してニーズに合わせた最適なGPU数を選択できる。

前世代の「NVIDIA H100 NVL」と比較してメモリが1.5倍、帯域幅が1.2倍に強化されており、大規模言語モデルの推論性能が最大1.7倍、HPCアプリケーション性能が1.3倍に高速化した。HPCワークロードにおいて、Ampereアーキテクチャ世代との比較で2.5倍の性能が期待できるという。

文： 編集部 絵踏 一
NVIDIA Corporation： https://www.nvidia.com/