最上位の「Pro Edition」は24GB+1TB構成、AI活用のゲーミング機能も

ASUSTeK Computer Inc.（本社：台湾）は2024年11月19日（現地時間）、Snapdragon 8 Eliteを搭載した最新ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 9」シリーズを発表した。スペックやカメラ性能の違いにて、最上位の「ROG Phone 9 Pro Edition」と上位モデル「ROG Phone 9 Pro」、スタンダードモデル「ROG Phone 9」の3機種をラインナップする。

ROG Phone 9

かねて登場が予告されていた、ASUSの最新ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 9」シリーズが正式発表。いずれもQualcommの最新SoCであるSnapdragon 8 Eliteを搭載、CPU性能は前世代から45％、GPU性能は40％向上した。メモリとストレージは「ROG Phone 9 Pro Edition」が24GB+1TB、「ROG Phone 9 Pro」が16GB+512GB、「ROG Phone 9」が12GB+256GBを内蔵している。

冷却機構も強化され、窒化ホウ素の放熱シートやグラファイトシートを組み合わせ最大12℃の温度低下が可能という「ROG GameCool 9 Cooling System」を採用。外付けのオプションクーラー「AeroActive Cooler X Pro」（「Pro Edition」には標準で付属）は、従来からブレードを延伸して冷却性能がさらに増強されている。

ROG Phone 9 Pro Edition

ディスプレイは解像度2,400×1,080ドットの6.78インチフレキシブルAMOLEDを搭載。最大輝度1,200nitsと明るく、リフレッシュレートは最大185Hzに設定可能なほか、タッチサンプリングレートは720Hzに対応する。

カメラは「ROG Phone 9 Pro Edition/Pro」が5,000万画素メイン+1,300万画素超広角+3,200万画素望遠構成で、「ROG Phone 9」は5,000万画素メイン+1,300万画素超広角+500万画素マクロの3眼カメラを装備。スリムながら6軸ジンバルシステムも内蔵し、手ブレを抑えた滑らかな動画を撮影できる。

また、AIを活用したゲーミング向け機能を搭載。画像認識によりアイテム自動収集などのタスクを効率化する「Sense 3.0」、重要イベントの検出や勝利の瞬間などを認識して自動で記録する「Capture 2.0」、テキスト認識によるヒント検索の効率化や自動翻訳などの「Grabber 2.0」といった機能が利用できるという。

そのほか、バッテリは最大65W急速充電が可能な5,800mAhを内蔵し、ボディはIP68の防水・防塵に対応。外形寸法は幅77mm、奥行き163.8mm、厚み8.9mm、重量約227g。カラーは「ROG Phone 9 Pro Edition/Pro」がPhantom Black、「ROG Phone 9」はPhantom Black/Storm Whiteをラインナップする。

なお、「ROG Phone 9 Pro Edition/Pro」の背面には648灯のミニLEDを内蔵。多彩なアニメーションなどを設定可能なほか、ミニゲームまでプレイ可能になった。

文： 編集部 絵踏 一
ASUSTeK Computer Inc.： https://www.asus.com/