2024.12.09 18:51 更新
2024.12.09 配信
Raspberry Pi Foundation(本社:イギリス)は2024年12月9日、Raspberry Pi 5ベースのキーボード一体型PC「Raspberry Pi 500」および公式の15.6型ポータブル液晶ディスプレイ「Raspberry Pi Monitor」を発表した。グローバルにおける価格は90ドルと100ドル。なお日本国内向けには、株式会社スイッチサイエンスより順次販売が開始される。
「Raspberry Pi 500」は、Raspberry Pi 5をベースとしたコンパクトなキーボード一体型PC。前世代の「Raspberry Pi 400」からCPU性能が向上したほか、RAM容量も2倍に増強され、ケンジントンセキュリティスロットや電源ボタンも追加され、よりPCに近い感覚で使用できる。
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CPUが4コアのArm Cortex-A76(2.4GHz)、GPUがVideoCore VII GPU、メモリはLPDDR4X-4267 8GBを実装。ネットワークはデュアルバンドの802.11ac Wi-Fiに対応するほか、インターフェイスはUSB 3.0×2/USB 2.0×1、ギガビットLAN、microSDスロット、40pin GPIOピンヘッダなどを備える。外形寸法は幅286mm、奥行き122mm、厚み22mm、重量379g。
なおスイッチサイエンスによれば、国内版は工事設計認証の取得が完了次第の販売を予定しているとのことで、「販売開始までには少し時間がかかる見込み」としている。
「Raspberry Pi Monitor」は、5V給電で動作するRaspberry Pi公式の15.6型ポータブル液晶ディスプレイ。輝度やボリュームを調整すれば、Raspberry PiのUSBポートからの直接給電で動かすことができる。
主な仕様は、解像度1,920×1,080ドット、輝度250cd/m2、色深度16.2Mなど。入力インターフェイスはHDMI×1、電源入力はUSB Type-Cを備えるほか、3.5mmステレオヘッドホンジャック、1.2W×2スピーカーを内蔵している。外形寸法ははbあ360mm、奥行き20mm、高さ237mm、重量850g。
文: 編集部 絵踏 一
Raspberry Pi Foundation: https://www.raspberrypi.org/
株式会社スイッチサイエンス: https://www.switch-science.com/