2025.01.07 04:00 更新
2025.01.06 配信
Intel Corporation(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2025年1月6日(現地時間)、エンスージアスト向け「Core Ultra 200HX」シリーズを始めとする「Core Ultra Mobile Processors (Series 2)」の新モデルを発表した。
「Core Ultra 200HX」シリーズは、エンスージアスト用ノートPC向けの高性能モバイルCPU。最上位はPコア+Eコアが8+16コア/24スレッド構成の「Core Ultra 9 285HX」で、動作クロックは最大5.5GHz、マルチスレッド性能は前世代比で最大41%向上するとされる。
そのほか、Xe-LPGアーキテクチャのGPU最大4基、最大13.1TOPSのNPUを内蔵。外部GPUの搭載を前提としており、最大20レーンのPCI Express 5.0バスを備える。また、メモリはLPDDR5X-8400またはDDR5-6400、ネットワークはWi-Fi 7をサポートする。なお、搭載ノートPCは2025年前半より順次発売予定。
「Core Ultra 200H」シリーズは、ハイパフォーマンスノートPC向けのモバイルCPU。最上位はPコア+Eコア+LP Eコアが6+8+2コア/16スレッド構成の「Core Ultra 9 285H」で、動作クロックは最大5.4GHz。Intel Arc Graphicsを内蔵し、前世代比で最大22%のゲーム性能を発揮するとされる。搭載ノートPCは2月より順次発売予定。
「Core Ultra 200U」シリーズは、メインストリーム用ノートPC向けのモバイルCPU。最上位はPコア+Eコア+LP Eコアが2+8+2コア/14スレッド構成の「Core Ultra 7 265U」で、動作クロックは最大5.3GHz、Xe-LPGアーキテクチャのGPUを内蔵する。パフォーマンスや電力効率、価格の優れたバランスが特徴とされる。搭載ノートPCは2月より発売予定。
また、薄型ノートPC向けSoC「Core Ultra 200V」シリーズのIntel vPro Enterprise対応版もリリースされた。最上位はPコア+LP Eコアが4+4コア/8スレッド構成の「Core Ultra 9 288V」で、150を超えるシリコンベース攻撃からの緩和策を備えるほか、Windows 11のセキュリティ機能への最適化などが盛り込まれている。搭載ノートPCは1月6日より順次発売予定。
会場では“Panther Lake”ことCore Ultra Series 3の次世代CPUもチラ見せされた |
デスクトップCPUでは、「Core Ultra 200S」シリーズの新バリエーションとしてオーバークロック機能を省略したNon-Kモデルが発表された。最上位はPコア+Eコアが8+16コア/24スレッド構成の「Core Ultra 9 285」で、動作クロックは最大5.6GHz、PBP65W、MTP182W。K型番モデル(PBP125W/MTP250W)から大幅に省電力化している。グローバル市場に向けて1月13日より発売が開始される。
文: 編集部 絵踏 一
Intel Corporation: https://www.intel.com/