2025.01.07 13:45 更新
2025.01.06 配信
NVIDIA Corporation(本社:アメリカ・カリフォルニア州)は2025年1月6日(現地時間)、CES 2025の基調講演においてBlackwellアーキテクチャを採用するコンシューマ向け最新GPU「GeForce RTX 50」シリーズを発表した。
GeForce RTXシリーズとしては第4世代にあたり、ビデオメモリには最大30Gbpsの最新GDDR7を採用。メモリ帯域はAda Lovelaceアーキテクチャの最大2倍となる1.8TB/sへと引き上げられている。
今回発表された製品は最上位のGeForce RTX 5090でもAI性能は3,400 AI TOPS。今後フルバージョンモデルの登場にも期待したい |
またトランジスタ数は約760億から約920億に、処理性能はAI性能が3倍の最大4,000 AI TOPS、レイトレーシング性能が2倍の最大380TFLOPS、シェーダー性能が1.5倍の最大125TFLOPSに向上し、マルチフレーム生成機能を搭載したDLSS 4に対応する。
GeForce RTX 5070でも先代のフラッグシップであるGeForce RTX 4090に匹敵する性能を発揮するとのこと |
バスインターフェイスはPCI Express 5.0、 DisplayPortは DisplayPort 2.1b(UHBR20)に対応し、ディスプレイ出力は最大8K/165Hzまでサポートする。
GeForce RTX 5090 |
フラッグシップモデル「GeForce RTX 5090」のスペックはCUDAコア数21,760基、メモリはGDDR7 32GB、メモリバス幅512bit、メモリ帯域1,792GB/s、ベースクロック2.01GHz、ブーストクロック2.41GHz、TGPは575Wで、GeForce RTX 4090と比較して2倍のパフォーマンスを発揮するという。2025年1月30日より発売が開始され、市場想定売価は税込393,800円から。
GeForce RTX 5080 |
「GeForce RTX 5080」のスペックはCUDAコア数10,752基、メモリはGDDR7 16GB、メモリバス幅256bit、メモリ帯域960GB/s、ベースクロック2.30GHz、ブーストクロック2.62GHz、TGPは360Wで、GeForce RTX 4080と比較して2倍のパフォーマンスを発揮するという。2025年1月30日より発売が開始され、市場想定売価は税込198,800円から。
GeForce RTX 5070 Tiには、Founders Editionが用意されていないようだ |
「GeForce RTX 5070 Ti」のスペックはCUDAコア数8,960基、メモリはGDDR7 16GB、メモリバス幅256bit、メモリ帯域896GB/s、ベースクロック2.30GHz、ブーストクロック2.45GHz、TGPは300Wで、GeForce RTX 4070 Tiと比較して2倍のパフォーマンスを発揮するという。2025年2月発売予定で、市場想定売価は税込148,800円から。
GeForce RTX 5070 |
「GeForce RTX 5070」のスペックはCUDAコア数6,144基、メモリはGDDR7 12GB、メモリバス幅192bit、メモリ帯域672GB/s、ベースクロック2.16GHz、ブーストクロック2.51GHz、TGPは250W。パフォーマンスはGeForce RTX 4070と比較して2倍で、GeForce RTX 4090に匹敵するという。2025年2月発売予定で、市場想定売価は税込108,800円から。
GeForce RTX 50 Laptopシリーズ |
またノートPC向けのGeForce RTX 50 Laptopシリーズも同時にアナウンス。こちらも製品ラインナップはデスクトップ向けと同じ4モデル展開で、やはり最も下位のGeForce RTX 5070 Laptop GPUでもGeForce RTX 4090 Laptop GPUと同等のパフォーマンスを発揮するとしている。搭載ノートPCは2025年3月より発売が開始される。
文: 編集部 池西 樹
NVIDIA Corporation: http://www.nvidia.com/