2025.02.20 11:24 更新
2025.02.19 配信
Microsoft Corporation(本社:アメリカ)は2025年2月19日(現地時間)、トポロジカルコアを採用する初の量子チップ「Majorana 1」を発表した。
「Majorana 1」では、固体、液体、気体のいずれとも異なる全く新しい状態「トポロジカル状態」を作り出すことができるMicrosoftが開発した新素材「トポコンダクター」を採用しているのが特徴。
これにより量子ビットの外的要因に弱く、計算中にエラーが頻発するという欠点を解消し、デジタル制御可能な安定した量子ビットを作成できるようになった。
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今回公開された製品は手のひらに収まる基板に8つの量子トポロジカルコアを搭載しており、最終的には100万コアまで拡張可能。従来のコンピュータでは処理できない産業規模の問題を解決できる量子コンピュータを開発できるようになるという。
文: 編集部 池西 樹
Microsoft Corporation: http://www.microsoft.com/