2025.03.12 10:34 更新
2025.03.11 配信
AMD(本社:アメリカ)は2025年3月11日(現地時間)、組み込み向けCPU「EPYC Embedded 9005」シリーズを発表した。すでに一部顧客向けにはサンプルの提供が開始され、2025年第2四半期中に量産出荷を開始する予定。
AMD「EPYC Embedded」シリーズの第5世代モデルで、コアアーキテクチャにはZen 5もしくはZen 5cを採用する。
またコア数は8コアから192コアまでラインナップし、競合製品と比較してスループットやワットパフォーマンスは最大1.3倍に向上。ネットワークアプリケーションやセキュリティプラットフォーム、ストレージシステムなど、多くのデータを高速かつ高効率に処理する必要があるシステムに向く。
メモリスロットは12チャネルのDDR5-6000 RDIMM/3DS RDIMMで、ソケットあたり最大6TBまで搭載可能。さらにPCI Express 5.0レーン(CXL 2.0対応)は最大160レーンを備え、大容量ストレージ環境の構築や高速なデータ転送を可能にしている。
なお搭載製品はCiscoやIBMなどの主要パートナー企業から発売が予定されている。
文: 編集部 池西 樹
AMD: http://www.amd.com/