2025.03.13 10:00 更新
2025.03.13 配信
VAIO株式会社(本社:長野県安曇野市)は2025年3月13日、ミドルレンジ向けの13.3型軽量モバイルノートPC「VAIO S13」およびその法人向けモデル「VAIO Pro PG」を発表した。本日より受注が開始され、3月21日に発売される。
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ハイエンドとスタンダードの間に位置づけられるミドルレンジの“アドバンスト”ラインの製品で、新しい働き方に必要な性能・機能を備えつつ、価格と性能バランスを重視。「ビジネスモバイルPCのベストバランス」を謳う、手頃で使い勝手に優れた新シリーズとしてリリースされた。
最軽量構成では約1.019kgで、サイズは変わらずコンパクトさはそのままに、従来から約53g軽量化。バッテリ駆動は動画再生時で約8時間とされ、充電なしに一日中使用できるライフを備えている。ACアダプタも従来のDC端子からPD 65W対応のUSB Type-C仕様に変更、インターフェイスのUSB Type-Cも2基に増強されるなど、使い勝手が向上した。
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また、VAIO独自のコミュニケーション機能を強化。3つのマイクにより対面の声を拾わず正面だけを集音可能なほか、集音範囲を制限する「プライバシーモード」や室内の離れた人の声も自然に集音する「会議室モード」、大きな声が出せない場所向けの「小声モード」などに対応する。
そして下位のスタンダードラインの製品とは異なり、ハイエンドモデルと同じ品質試験をクリアする堅牢性も特徴。MILスペック準拠の試験や、内部の接触不良を確認する独自の飛び跳ね振動試験などをクリアして出荷されている。
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ディスプレイは一般的な13.3型モデルに比べ、縦方向に約8.2%広いという16:10比のWUXGA液晶(1,920×1,200)を搭載。CPUは10コア/12スレッドのCore 7-150UまたはCore 5-120Uで、メモリはLPDDR5X 16GB、ストレージはPCI Express 4.0対応の最大1TB SSDを内蔵する。
ネットワークはギガビット有線LANおよびWi-Fi 6Eに対応。デュアルSIM構成も可能な5Gまたは4G LTEモデルもラインナップしている。
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VAIO S13の内部構造 |
そのほか、展開すると自然な傾斜ができるチルトアップヒンジと、180°フルオープン構造を採用。指先にフィットするディッシュ形状のキートップと1.5mmの深いストロークをもつ静音仕様のキーボード、Windows Hello対応の92万画素Webカメラ、Dolby Atmos対応ステレオスピーカーなどを備える。
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外形寸法は幅299.3mm、奥行き221.1mm、高さ17.7~19.6mm、重量は約1.019kg(最軽量構成)。カラーはユーザーからの評価が高いという高級感あるブロンズと、定番のブラックをラインナップする。
「VAIO S13」の価格は、直販のVAIOストアなどで販売される個人向けカスタマイズモデルが基本構成売価税込169,800円から。全国の量販店で販売される個人向け標準仕様モデルは、Core 7-150U搭載モデルが税込259,800円から、Core 5-120U搭載モデルが税込229,800円からとなっている。
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文: 編集部 絵踏 一
VAIO株式会社: https://vaio.com/