インターフェイスはPCI Express 5.0(x4)に対応

キオクシア株式会社（本社：東京都港区）は2025年3月14日、生成AI向けエンタープライズ向けNVMe SSD「KIOXIA LC9」シリーズを発表。今月より各種展示会にて試作品の参考展示を開始する。

インターフェイスはPCI Express 5.0（シングルx4、またはデュアルx2）、NANDフラッシュは第8世代BiCS Flashの2Tb QLCを採用し、2.5インチフォームファクタながら最大122.88TBの大容量を実現しているのが特徴。

ベクトルデータベースをDRAMの代わりにSSDに保存して活用することで、RAG（Retrieval Augmented Generation）を使った推論の回答精度およびデータベースの拡張性を向上する、今年1月に発表された独自技術「KIOXIA AiSAQ」と組み合わせることで、高度な生成AIシステムを構築できるという。

また容量あたりの密度が高く、消費電力が少ないため、搭載しているシステムやラックの電力効率を改善する効果も期待できる。

文： 編集部 池西 樹
キオクシア株式会社： https://www.kioxia.com/