エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.4
2009.04.09 更新
文:テクニカルライター Jo_kubota
4月9日に発売となった「SX58H7」はShuttle初、そしてキューブPC初となるIntel X58 Expressを搭載したベアボーンキットだ。
まずは簡単にスペックを列記しておこう。
Shuttle「SX58H7」 2009年4月9日発売 実売価格平均59,800円前後・対応CPU:Intel Core i7-965 Extreme Edtion/940/920 ・チップセット:Intel X58 Express + ICH10R ・メモリスロット:DDR3-1600/1333/1066対応 3+1 DIMM ・拡張スロット:PCI Express x16×2 ・ドライブベイ:5インチ×1、3.5インチ×2 ・電源容量:500W(80PLUS Bronze認証) ・サイズ:325(D)×208(W)×189(H)mm |
では、ここからは写真を見ながら解説したい。
パッケージは黒を基調とし、「XPC」の赤い文字がプリントされている。電車で十分持ち運べるサイズなので、アキバで買ってそのまま持ち帰ることが可能だ。
左は、保護フィルムが付いた状態、右はフィルムを剥がしたものだ。ボディはアルミシャーシで表面はグレア加工されている。カラーはピアノブラック。飽きの来ないシックなデザインだ。正面向かって左側面に空いているスリットはビデオカードの冷却に必要なので、この部分は塞がないよう設置する必要がある。
付属品一覧。マニュアルは多国語対応で、日本語にも対応している。このほかドライバディスク、eSATAケーブル、IDEケーブル、CPU用グリス、そしてATICrossFire用ブリッジが付属している | 底面につける脚。フロントにつけることでフロントを少し浮かせた形で設置できる |
こちらはATICrossFireX用のブリッジコネクタ |
フロントパネル下部の扉を開けることでコネクタにアクセスできる。左からマイク入力、ヘッドホン出力、USB2.0×2、eSATA、リセットスイッチとなっている。電源スイッチは中央左にあるシルバーのボタン。その左側には各種LEDが配置されている。LEDの光量はBIOSから10%~100%(10%刻み)で指定することができ、暗い室内に置いておく場合は光量を落としてLED光の「うるささ」を軽減することが可能。
Shuttle製キューブPCでは見慣れた感じだが、eSATAコネクタというか「SATA」+「電源コネクタ」は独自の形状で、裸のHDDをダイレクトに繋ぐことが可能となっている。なおPS/2コネクタは廃されているため、キーボードおよびマウスはUSBで接続する必要がある。見にくいが、左上にS/PDIFの光出力コネクタを備え、デジタルオーディオ出力が可能となっている。