エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.6
2009.05.07 更新
文:テクニカルライター Jo_kubota
Core 2 Duoでは、チップセット(Intel X48 Express)の制約により、DDR3-1867での使用は、やや難しい面もあったが、DDR3-1600MHzで一定のパフォーマンスアップが得られた。それでは、DDR3の本命とも言えるCore i7環境ではどうだろうか。
というわけで用意したのが、GIAGABITEのハイエンドマザーボード「GA-EX58-EXTREME」だ。
Core i7環境は、以下のとおり。
テスト環境 | ||
CPU | Intel Core i7-965/3.2GHz | |
マザーボード | GIGABYTE GA-EX58-EXTREME | |
チップセット | Intel X58 Express | |
メモリ | TR3X3G1866C9D 1GB×3 | |
ビデオカード | ATI Radeon HD 4850 グラフィックスメモリ 512MB |
GeForce GTX 275 グラフィックスメモリ 896MB |
HDD | HDD | |
OS | Windows XP Professinal |
CPUパワーが大幅にパワーアップしたこともあり、GPUボトルネックを解消するため、より高いグラフィックスパフォーマンスを発揮する「GeForce GTX 275」を追加し、3DMark06および、Left 4 Deadのスコアを取得している。またSandra 2009は、Core 2 Duo環境に合わせるためATI Radeon HD 4850のみで計測した。
GA-EX58-EXTREMEにて、XMPメモリを使うには、GA-X48T-DQ6と同様にBIOS画面でプロファイルを選択するだけだ。GA-X48T-DQ6と違い、1867MHzに設定しても、Core i7のベースクロックは上がることはないため、純粋にメモリクロックだけを上げることができる。
BIOSにて「Extreme Memory Profile(X.M.P.)にて「Profile1」を選ぶと、メモリクロックが1867MHzにセットされる |
メモリクロックを1600MHzなどに変更する場合は、「DRAM Timing Selectable(SPD)」にて、倍率を変更すればOK |
1600MHzにする場合は「12.0」を選択する。メモリクロックは、133MHz×倍数で計算されるので、12倍で1600MHz、14倍で1867MHzとなる |
では、ここからベンチマーク結果を見ていこう。
メモリ設定は、一般的なDDR3-1333(PC3-10600)、XMP対応メモリでは標準的となるDDR3-1600(PC3-12800)、そしてTR3X3G1866C9Dの最大クロックとなるDDR3-1867(PC3-15000)の3パターンとし、1867MHz設定時にどれほどスコアを延びるかがポイントとなる。またレテンシ設定は、全て9-8-8-24としている。
また参考スコアとして、GA-X48T-DQ6とDDR3-1600での組み合わせを載せている。CPUもメモリ量も異なるが、Core 2 DuoとCore i7のメモリパフォーマンスの違いにも注目したい。