「TPC 812」の付属品をチェックしておく
テストの準備に向け、ここでは「TPC 812」の付属品をチェックしておこう。マザーボードに固定するリテンション一式を含め、付属品は白箱の中にすべて収められている。なおPCパーツにはありがちだが、同梱品内容は製造を重ねるうちに変更または改良される事がある。ちなみに今回入手したモデルはグローバル向けの製品版だった。
付属品はジッパー袋に小分けされ、すべて白箱に収められている |
あまりの言語の多さに驚くマルチランゲージ化されたマニュアル |
冷却ファンのPWM制御をカットし、1,600rpm固定で静音化を図る「Silent mode adapter」 |
よりパワフルなエアフローを実現するデュアルファン構築用のプラスチック製増設ファンブラケット |
バックプレート。マザーボード接触面には絶縁シートが貼り付けられている |
マルチソケットに対応するリテンションプレート |
Intel LGA2011専用スタンドオフ |
マルチソケットに対応するスタンドオフ |
スタンドオフを固定する受け側のナット |
デュアルファン構成時に使用する冷却ファン固定用ネジ |
左はファン増設時にブラケット間に挟む防振用ラバーパッド。右はナットをプラスドライバーで締め付ける事ができるアダプタ |
Cooler MasterのCPUクーラーではお馴染みの注射器タイプグリス |
マザーボードへの装着手順
一概には言えない事ながら、敢えて言うと、「出来映えのいいCPUクーラーは得てしてマザーボードへの装着手順もスムーズである」事が多い。確信的根拠が説明できないためこれ以上触れず、「TPC 812」の装着手順をご紹介しておこう。
今回はテストにIntel Core i7-3770Kを用意している事から、Intel LGA1155装着の作業行程を見ていきたい。なおここで紹介する手順は、AMD各ソケットでもほぼ同じだが、唯一違うのはIntel LGA2011。ご存じのように、突如Intelはネジ留め仕様にしたため、マザーボード備え付けの台座上にあるネジ穴にLGA2011用スタンドオフを付けるだけで下ごしらえは完了する。
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バックプレートはこんなイメージで取り付ける。スタンドオフと固定ナットを用意しよう |
固定ナットを締め付けるには、プラスドライバーが使用できる付属のアダプタを利用。Cooler MasterのCPUクーラーでは、もはやお馴染みのアイテム |
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マルチソケットに対応する、クロス状の可動式プレート「リテンションプレート」を受熱ベース部中心に合わせ、スタンドオフにネジ留め |
対角線上に締め付けて行けば完成。なお事前に冷却ファンは取り外しておく必要がある |
冷却ファンをヒートシンクに固定すれば完成。最も作業工程が簡素化されたLGA2011なら、5分程度で完了してしまうだろう