機能強化されたチューニングツール「Control Center」をチェック

「Z77 MPower」に付属する「Control Center」では、CPU倍率、ベースクロック、各種電圧など詳細設定が可能な「Overclocking」機能、簡易オーバークロック「OC Genie」機能に加えて、各種ファンの回転数を調整できる「Green Power」機能、基板上のCPU Phase LEDのON/OFFを設定できる「LED」機能、各種電圧、回転数、温度などが記録できる「Record」機能、モバイル端末を使って各種設定が可能な「Mobile Control」機能が追加され、既存モデルから大幅に強化されている。

パッケージに合わせたオリジナルカラーの「Control Center」が付属。右上の「CLICK BIOS II」ボタンをクリックするとシームレスにWindows版「Click BIOS II」へ移行できる

Windows版「Click BIOS II」。「BROWSER」や「UTILITIES」など、Windows上で制御できない一部の機能を除き、UEFI版と変わらない設定が可能

CPUやメモリなどシステム構成を自動的に判断し、最適なオーバークロック設定を施す「OC Genie」機能

ファンの回転数を調整する「Green Power」機能。回転数は固定モード以外に、CPUの温度に合わせて自動調整するスマートコントロールも可能

CPU Phase LEDのON/OFFを切り替えられる「LED」機能

各種電圧、ファンの回転数、温度のモニタリングが可能な「Record」機能。データの記録も可能なため、フルスクリーン動作のベンチマークテストなどを行う場合に重宝する

最新の「Control Center」では、WiFi経由で各種モバイル端末によるチューニングに対応する

「Control Center」を使ったオーバークロックに挑戦する

続いて「Control Center」を使ったオーバークロックに挑戦してみることにしよう。今回は「OC Genie」の簡易オーバークロック、倍率のみを変更、倍率/BCLK/CPUコア電圧を調整する3つのオーバークロック手法を試してみることにした。

「Control Center」で「OC Genie」を有効にしたところ、コアクロックは4.2GHzまで向上した

「OC Genie」を有効にすると、各種省電力機能は自動で「Disabled」に設定される

「Control Center」で、倍率や電圧を変更すると初回のみ再起動が必要。それ以後は設定を変更してApplyをクリックするだけで設定値がリアルタイムに反映される

CPU破損の可能性もあるため「CPU Core Voltage」変更時にはアラートが表示される。実際に設定する際は注意して行ってほしい