エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.180
2012.10.13 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは実際に「GA-H77N-WIFI」を動作させて、その挙動を確認していこう。今回は普段使いのハイエンド&コンパクトPCをテーマに、CPUは最上位のCore i7-3770K、ストレージは手持ちのSATA3.0(6Gbps)対応SSD CFD「CSSD-S6TM256NMPQ」を用意。また小型ケースへの収納を前提にグラフィックスカードはあえて搭載せず、CPU内蔵のIntel HD Graphics 4000を使用した。
それではWindows 7 エクスペリエンスインデックスを使ってPCのパフォーマンスを確認していこう。
結果はご覧の通り。Core i7-3770Kのお陰でプロセッサは7.7、「グラフィック」と「ゲーム用グラフィックス」もオンボードながら6.6と高いスコアで重量級の3Dゲームを抜かせば常用にはまったく問題ない。
そして注目はやはり「プライマリ ハードディスク」の7.9というスコアだろう。小型ケースでは、サイズゆえにストレージが2.5インチに制限されることもあるが、2.5インチHDDでは転送速度がボトルネックとなり、思うようにパフォーマンスを発揮できない場面も多い。これをSSDへと変更することで、ハイエンドデスクトップと遜色ないパフォーマンスを備えたPCを構築することができる。さらに消費電力や発熱も少ないなどパフォーマンス以外のメリットもあり、コンパクトPCではSSDはもはや必須アイテムと言っていいだろう。
ちなみに「GA-H77N-WIFI」は、SSDをHDDキャッシュに利用する「Intel Rapid Storage Technology」や拡張ハイバネーション機能「Intel Rapid Start Technology」にも対応するため、容量やコストパフォーマンスを重視するならSSD+HDDのデュアルドライブ構成もオススメだ。
GIGABYTEのオリジナルユーティリティ「EZ Setup」を使えば、「Intel Rapid Storage Technology」や「Intel Rapid Start Technology」を簡単に設定できる |
続いてコンパクトPCを作るうえで最も気になる消費電力を確認していこう。今回は負荷テストに「OCCT 4.3.1」を用意し「CPU」「GPU」「POWER SUPPLY」の3種類のテストを30分実行して最も高い値をそれぞれ測定した。