エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.194
2012.12.04 更新
文:GDM編集部 池西 樹
続いて256GBモデル「PX-256M5P」の性能を確認していくことにしよう。こちらの公称スペックは「PX-128M5P」より高く4Kランダム読込94,000 IOPS、書込86,000 IOPSとされているが、どの程度までパフォーマンスが向上するだろうか。ちなみに旧ファームウェアのスコアは以前検証したこちらのレビューを参照していただきたい。OS、ハードウェア、テスト環境すべてを統一しているため、直接比較しても問題ないはずだ。
【50MB】
|
【100MB】
|
【500MB】
|
【1000MB】
|
【2000MB】
|
【4000MB】
|
データサイズ50MBの4Kランダムアクセススコア(IOPS) |
データサイズ50MBの4K QD32ランダムアクセススコア(IOPS) |
4K QD32読込は、すべてのテストで400MB/secを超えており、特にデータサイズ50MB/secでは409MB/secの極めて高いスコアを計測。さらにIOPS換算では100,081 IOPSで大台を突破している。SATA3.0(6Gbps)対応SSDの中でも最高クラスと言っていいだろう。公称値で100,000 IOPSを謳う製品はあるが、実測値でクリアした点は大いに評価できる。
ちなみにシーケンシャルアクセスは読込最高519MB/sec、書込455MB/secとこちらは以前のファームウェアから大きな変化はない。データサイズによるパフォーマンス差も小さく、転送も安定していることから、ファームウェアアップデートによるデメリットはなさそうだ。