エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.197
2012.12.14 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
それではいざHDDの組み込み作業だ、と意気込んではみるものの、「GW3.5TR10-SUP3」の構造は非常にシンプル。前述の通り2箇所のネジを外して内部フレームを引き出し、HDDをケージに装着、そのままガイドに沿って筐体にしまうだけの3段階で完了だ。たとえ自作初心者でもパッケージ裏を見るだけで、ものの数分の内に作業を終えることができるだろう。
詳細は以下の画像セッションに譲るとして、組み込んで気付いたのは「GW3.5TR10-SUP3」の作りのよさだ。HDDのケージにしてもコネクタ位置の歪みなどの問題もなくスライドさせるだけでジャストフィット、固定用のネジ穴も寸分違わない位置にピッタリ合う。内部フレームの成型もしっかりしたもので、ガタつきなどとも無縁。やはり安心して長く使いたい場合には、HDDケースもある程度しっかりしたモデルを選びたいところだ。
いざHDDを組み込み開始。PCケースのケージ同様固定用の金具が用意されているため、それをガイド代わりにして基板にコネクタを装着する。ちなみに3TBのHDDを取り付けた場合の重さは1.3kgほど |
HDDをスライドさせるだけでSATA変換基板に実装されたコネクタと合体。側面の2箇所のネジ穴から、付属するつば広タイプのネジでHDDをフレームに固定する |
「GW3.5TR10-SUP3」は2.5インチHDD/SSDにも対応している。付属のネジでガッチリ固定できるため、3.5インチ同様グラつきとは無縁だ |
パッケージには2.5インチドライブ用の固定用金具が付属する。同じく同梱される専用のネジ(3.5インチ固定用とは別)でフレーム底面に固定する仕様だ |
HDDをフレームに固定した後はしまうだけ。筐体のガイドに沿って内部フレームを収納、分解時と同様2箇所をネジ止めすれば完了 |
最後はデバイスにUSBケーブルを、ACアダプタを本体に接続する。ここまでの工程で迷うところはなく、作業時間もものの数分といったところだろう |
接続を確認したら背面の電源スイッチを入れよう。フロント左側の「Power LED」は電源連動に対応し、デバイス稼動時(ON)には青く、休止中の省電力モード時(OFF)には赤く点灯する |