エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.199
2012.12.22 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
なかなか興味深い内部観察を終えたところで、次はいよいよ「SilentNight 500」の動作テスト。内外に設置された巨大ヒートシンクによる冷却機構は実に頼もしげだったものの、実際に火を入れたときにしっかり安定動作してくれるのかが一番気になるところ。果たしてファンレス電源は一般的な電源ユニット匹敵する性能を発揮できるのか、ベンチマークテストを使用してチェックしてみよう。なお、テスト時の動作環境は以下の表を参照していただきたい。
OCCT 4.3.2 PowerSupplyTestによる各電圧の変化 |
OCCT 4.3.2 PowerSupplyTestによる各電圧の最大/最小/平均値 |
まずは初めに「OCCT 4.3.2」のPowerSupplyTestによる負荷テストで挙動をチェックする。CPUとGPUの両方に負荷がかかるため、いきおい電源ユニットへの負担も大きくなる。ちなみにワットチェッカーを使用して計測したところ、消費電力は232Wだった。
結果はご覧のとおり、電圧変動は非常に小刻みでかつフラット。変動幅は+12Vが約0.09V、+5Vと+3Vはそれぞれ0.04Vほどと極めて小さい。高負荷環境でもファンレス冷却の「SilentNight 500」は安定した出力を維持できていることがよく分かる。