エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.200
2012.12.28 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
今回の検証では両シリーズの数あるモデルのなかから、各々1製品選んで借り受けている。まず、刷新によりヒートスプレッダが新型に変わっている「HyperX Predator」シリーズからは、最速の2600MHzではないものの、価格、容量、性能のバランスが良い2133MHz動作対応の8GB×2枚セット「KHX21C11T2K2/16X」。「HyperX Beast」シリーズからは、2400MHz動作に対応し、実勢売価が6,000円を切っている4GB×2枚セットの「KHX24C11T3K2/8X」をチョイスしている。
さっそく、両モデルのスペックと検証環境搭載時のUEFI(BIOS)を見ていこう。あまりアピールされていないのだが、うれしいことに両モデルともAMDプラットフォームにしっかり対応している。ちなみに、最近のAMDプラットフォーム向けマザーボードの多くは、Intelが策定したメモリオーバークロックのプロファイル「Intel eXtreme Memory Profile(XMP)」をサポートしているので、簡単に高クロック動作の設定が行なえる。
プラスチックケースに収められている「KHX21C11T2K2/16X」。Kingstonトレードマークのモアイ像のようなキャラが、すごく目立っているような……。実勢売価は8GB×2枚組で1万5,000円前後 |
CPU-Zの結果。2133MHzと1600MHzの2つのXMPプロファイルが備わっている |
UEFI(BIOS)からXMPプロファイルを選択するだけで、高クロック動作が可能になっている |
今回検証に利用したASUSTeK製Socket FM2マザーボードの「F2A85-V PRO」に搭載時は、名称が「X.M.P」から「D.O.C.P」に変わるがIntelプラットフォームと同じようにプロファイルを選ぶだけで設定が行なえる |
「KHX24C11T3K2/8X」も同じプラスチックケースに収められている。4GB×2枚組で実勢売価は5,800円前後 |
「KHX24C11T3K2/8X」のCPU-Zの結果。2400MHzと2133MHzの2つのXMPプロファイルを備えている |
XMPプロファイルを選択するだけで、高クロック動作が可能だ |
Socket FM2を採用する第2世代の「AMD A」シリーズ APUがサポートする1866MHzを上回る2400MHz動作も可能だ |