エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.200
2012.12.28 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
スペックの確認の次は画像で、「HyperX Predator」シリーズの「KHX21C11T2K2/16X」と「HyperX Beast」シリーズの「KHX24C11T3K2/8X」をチェックしていこう。
「KHX21C11T2K2/16X」で目を引くのは、その大型ヒートスプレッダだ。「HyperX」メモリの刷新にともない、ヒートスプレッダがよりクールなデザインに変更。スカイブルーのアルミ削り出しヒートスプレッダと大きく配された「HyperX」の“X”の文字がクールだ。肝心の冷却性能も高くヒートスプレッダのメモリチップ部は、実測で約1.5mmと厚めになっている。
ちなみに、筆者的には「HyperX Predator」シリーズが採用するスカイブルー色のヒートスプレッダは、かなり高ポイント。マザーボードの基板や拡張スロット、ヒートシンクなどがブルー系になるGIGABYTEやASUSTeK製マザーボードへ搭載したときの一体感はなかなくカッコ良い。さらに旧オーバークロッカー向け高クロック動作モデルの「HyperX T1」シリーズにあったKingstonキャラが、ヒートスプレッダから消えているのもうれしいところ。電源ケーブルのスリーブ化など、内部をキレイに、カッコ良く仕上げても、あのキャラが居ると雰囲気がちょっと……。
両面に「HyperX」の“X”の文字を模したアルミプレートが取り付けられている |
全高は53.9mmとLGA1155用インテル純正CPUクーラーより若干高くなるサイズになる。メモリスロット部にかぶる大型のトップフロー型CPUクーラーを使用する場合は、干渉に注意が必要だ |
ヒートスプレッダ上部は放熱効果を高めるスリットが入っている |
続けてエッジの効いたブラックのヒートスプレッダを備える「HyperX Beast」シリーズの「KHX24C11T3K2/8X」だ。「HyperX Predator」シリーズと同じく、新デザインのヒートスプレッダを採用。2400MHzの高クロックながらヒートスプレッダの全高は46.41mmと低くいので、市販のCPUクーラーへの換装時に干渉しやすいLGA2011マザーボードやCPUソケットとメモリスロットが近いマザーボードでも安心して使えるだろう。なお、メモリの最厚部は8.6mmと「HyperX Predator」シリーズより1.36mm厚くなっているが、メモリチップ部は凹状になっているので、4枚差し時などもエアフローは確保されるデザインになっている。
「HyperX Beast」シリーズの「KHX24C11T3K2/8X」はアルミプレートのヒートスプレッダーを採用。両面のデザインは同じになっている |
全高はLGA1155用のインテル純正CPUクーラーと、ほぼ同じ高さとなる46.41mmになっている。なんとなく凹凸あるヒートスプレッダがライオンのように見えるような気も |
上部には放熱効果を高めるスリットが入っている |