エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.200
2012.12.28 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
ここからは「KHX21C11T2K2/16X」と「KHX24C11T3K2/8X」を取り付けて、いろいろ試していこう。
今回は強力なCPU内蔵GPUのグラフィックス性能や高いオーバークロック耐性で注目を集めているSocket FM2採用の第2世代「AMD A」シリーズ APUも検証を行なうが、まずはダントツの人気を誇る鉄板構成のIntel LGA1155プラットフォームで各種テストを行なっていくとしよう。CPUには4コア/4スレッドに対応し、GPUに「Intel HD Graphics 4000」を内蔵するCore i5-3570K、マザーボードに「Intel Z77 Express」を搭載するASUSTeK「P8Z77-V DELUXE」を使用している。
Intel LGA1155プラットフォームに両モデルを取り付けて、各種ベンチマークを実行。その性能をチェックした |
テストは「KHX21C11T2K2/16X」の2133MHzと「KHX24C11T3K2/8X」の2400MHzに加えて、第3世代目の「Ivy Bridge」版Core i5/7がサポートし、現在主流となっている1600MHzと「AMD A」シリーズ APUや「AMD FX」シリーズの高クロックモデルがサポートする1866MHzで実施している。なお、プロファイルを持っていない1866MHzのCASレイテンシは、「HyperX」シリーズの1866MHz動作対応モデルの多くが採用しているCL9-11-9にUEFI(BIOS)で設定している。
まずは、「Sandra 2013」で「KHX21C11T2K2/16X」と「KHX24C11T3K2/8X」の各クロックでのメモリ帯域とレイテンシを確認すると、メモリクロックの上昇に従ってスコアは順調に向上。2400MHzのメモリ帯域では1600MHz動作時から43%近くも高速化している。なお、同じクロック、CASレイテンシでも若干「KHX24C11T3K2/8X」のほうが良いスコアが出る傾向だったが、これはメモリ容量の違いが影響しているのだろう。