エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.200
2012.12.28 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
続けて、Adobe「Photoshop Lightroom 4」を使って、270ファイルのRAWデータをJPEGに現像した際の時間を計測すると、メモリ帯域の差がそのまま要した時間に現れており、1600MHzと2400MHzでは最大28秒短縮している。劇的ではないが、しっかりメモリクロックの違いがシステム性能に影響しているのが、わかる結果になっている。なお、現像時にフィルター処理や解像度変更などは行なっていないので、設定や使用するアプリケーションによってはこの差はより大きくなるだろう。
Intel編の最後は、あまり知られていないがCPU内蔵GPUに影響をあたえるメモリクロックとの関係性を「ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版」(以下:PSO2)と「MHF(モンスターハンターフロンティア) ベンチマーク 第3弾【大討伐】」(以下:MHF)を使ってチェックしてみよう。
ベンチマークは、PSO2が簡易描画設定「3」、1280×720ドットのウィンドウズ表示、1920×1080ドットのフルスクリーン表示。MHFはフルスクリーンの1280×720ドットと1920×1080ドットで計測している。
「Sandra 2013」のメモリ帯域ほど、メモリクロックによる差は出ていないが、1600MHzと2400MHzで6~10%近くスコアは伸びている。元々、「Intel HD Graphics」シリーズは、ゲームを遊ぶにはグラフィックス性能が非力なので、高クロックメモリを搭載してもゲームが快適に動作するようにはならないが、確実にパフォーマンスは向上している。