エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.201
2012.12.30 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは「GA-Z77X-UD4H」を詳細に確認していくことにしよう。残念ながら「Ultra Durable 5」で採用されるIR製「IR3550 PowIRstage」チップは搭載されないが、電源回路はデジタル制御の8フェーズ構成(CPU用)で安定性に配慮。さらに固体コンデンサやフェライトコアチョークなど高品質なコンポーネントで統一され、通常のオーバークロック運用であれば十分対応できる準備は整えられている。
固体コンデンサとフェライトチョークが整然と並ぶCPUソケット周り。MOSFETには冷却用のヒートシンクが搭載されている |
ヒートシンクを取り外し回路部を確認したところ。基本的にはMOSFET×2、フェライトチョーク×1、固体コンデンサ×1で1フェーズ回路が構成されている |
サイドとトップのMOSFETヒートシンクはいずれも2本のネジで基板に固定。接触面には熱伝導用シートが貼り付けられ、効率良くMOSFETの熱をヒートシンクへと移動して冷却する |
UEFIを確認したところ、メモリクロックは最大3,200MHzの高クロック設定が用意されていた。オーバークロックメモリの選択肢も豊富なだけに、余裕のあるクロック設定は嬉しいところ。
ブラックとダークグレーでカラーリングされたメモリスロット。2枚で運用する場合はスロットカラーに合わせてメモリを搭載させる |
マニュアルに記載されているメモリ構成表。CPU側からDDR3_4/DDR3_2/DDR3_3/DDR3_1の並び |
今回チェックしたUEFIでは、最高32倍の3,200MHzまで設定可能。なおUEFIのバージョンによっては設定が異なる可能性がある |