エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.201
2012.12.30 更新
文:GDM編集部 池西 樹
拡張スロットの構成はPCI-Express3.0(x16)×1、PCI-Express3.0(x8)×1(x16形状)、PCI-Express2.0(x4)×1(x16形状)、PCI-Express2.0(x1)×3、PCI×1。上2本のx16形状スロットはいずれもCPU接続で、2WayまでのSLI/CrossFire Xをサポートする。
最下段のPCI-Express2.0(x4)(x16形状)と3本のPCI-Express2.0(x1)はスイッチチップで分岐されているため同時には使用できない |
SATAポートは前述の通りIntel Z77 ExpressのSATA3.0(6Gbps)×2、SATA2.0(3Gbps)×4に加えて、Marvell「88SE9172」により、SATA3.0(6Gbps)×2が増設されている。ちなみにバックパネルに用意されているeSATA3.0(6Gbps)×2とは共通チップのため排他使用になる。
基板右下のSATAポートは色分けされており、ホワイトがチップセットのSATA3.0、ブラックがチップセットのSATA2.0、グレーが「88SE9172」のSATA3.0。「88SE9172」のSATA3.0では最新SSDのパフォーマンスを十分発揮できない可能性があるので、注意して欲しい |
これまでハイエンド向けの印象が強かったオーバークロック機能だが、GIGABYTEではミドルレンジ向けにも積極的に導入を進めている。もちろん「GA-Z77X-UD4H」も例外ではなく、基板上に「クイックボタン」「電圧測定ポイント」「DEBUG LED」などオーバークロック向け機能が多数実装されている。
チューニングを進める上ではもはや必須機能とも言える「電源」「リセット」「CMOSクリア」の3種類の機能を備えた「クイックボタン」。中でも「CMOS クリア」はリセットと初期化が同時に行える優れもの |
テスタを当てて各種電圧をリアルタイムで測定できる「電圧測定ポイント」も用意されている |
2つのBIOS ROMは基板下に配置されたスイッチで起動ROMを選択可能 | POST時のエラーやPC状態を確認できる「DEBUG LED」。表示される内容はすべてマニュアルに網羅されている |
続いて各種コネクタやピンヘッダ類をチェックしていくことにしよう。
電源コネクタはATXフォームファクタらしくATX 24pin+CPU 8pin構成。いずれも基板カラーに合わせて黒で統一されていた |
ピンヘッダは、USB2.0×3、TPM、フロントオーディオなどを実装 |
USB3.0ピンヘッダはフロントパネルに近いメモリスロット脇に配置 | GIGABYTEカラーに色分けされたフロントパネルピンヘッダ。横にはBIOS切替スイッチも用意される |
バックパネルにはD-Sub、DVI-D、HDMI、DisplayPortの4系統のディスプレイ出力が用意され、ディスプレイの種類に制限されることなくデュアルディスプレイ環境が構築できる。またUSB3.0×6やeSATA×2など高速インターフェイスが充実しているのも特徴だ。
背面インターフェイスはUSB3.0×6、eSATA×2、ギガビットLAN×1、オーディオ端子×6、オーディオ用光端子×1、PS/2×1。なおUSB3.0のうち4ポートはVIA「VL800」で増設されているため、キーボードやマウスはギガビットLANポートの下2つに接続する |