エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.201
2012.12.30 更新
文:GDM編集部 池西 樹
最後に基板上に搭載されているチップについて、まとめてチェックしておくことにしよう。
チップセットはIntel Z77 Express。チップ上には薄型のヒートシンクを搭載する。なおヒートシンクのサイズは実測で75×55mmとかなり大柄だ | USB3.0コントローラVIA「VL800」 |
デジタルPWMコントローラIR「3570A」とIR「3564A」 |
ネットワークコントローラRealtek「RTL8111F」 | SATA3.0(6Gbps)コントローラMarvell「88SE9172」 |
I/OコントローラチップITE「IT8728F」 | HDMI/DVI用出力チップAsmedia「ASM1442」 |
PCI-Express-PCIブリッジチップITE「IT8892E」 | PCI-Express3.0スイッチチップNXP「L04083B」 |
お次はバリュー向け「HD」シリーズに属するATXマザーボード「GA-Z77-HD3」をチェックしてみよう。HDMIとDVIの2系統のデジタル出力をサポートする。品質規格は「Ultra Durable 4 Classic」のサポートになるため、2オンス銅箔層の採用は見送られている。ただしチップセットは、Intel Z77 Expressで、CPUコアチューニングをサポート。さらにSSDをHDDキャッシュとして利用するIntelスマートレスポンステクノロジーにも対応するなど、バリュー向けながらその基本性能は高い。
Intel Z77 Expressチップセットのため、「K」シリーズを使えば当然オーバークロックも可能。ライトな運用であれば「GA-Z77-HD3」でも十分だ |
拡張スロットもPCI-Express3.0(x16)×1、PCI-Express2.0(x4)×1(x16形状)、PCI-Express2.0(x1)×2、PCI×2を実装し、マルチグラフィックスはCrossFire Xが可能。バックパネル部にはD-Subも含め3系統のディスプレイ出力が用意され、ハイエンド構成も十分可能な拡張性を備えている。