エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.202
2013.01.14 更新
文:GDM編集部 池西 樹
GIGABYTE製Ultrabook「U2442F」。国内では「Note GALLERIA U2442F」としてドスパラで独占販売されている。 製品情報(ドスパラ)(GIGABYTE) 売価税込109,980円 |
本体の厚さが21mmまでに規定されているUltrabook。今回検証した「U2442F」も当然その数値をクリアしている |
ネットブックやCULVノートのような薄型・軽量ノートPCの非力なイメージを払拭すべく2011年5月にインテルによって新たに提唱された新コンセプト「Ultrabook」。そのハイスペック戦略や積極的なプロモーション活動もあり、最近ではノートPCの1ジャンルとして確固たる地位を築くまでになった。ちなみに、インテルによればUltrabookの定義はおおよそ以下の通り。
・CPUに第2世代以降のIntel Coreシリーズプロセッサを搭載 ・本体の厚さは21mm以下(液晶が14インチ以下の場合は18mm以下) ・5時間以上のバッテリー駆動時間 ・休止状態からの復帰時間が7秒以内 ・Wi-Fi通信機能必須 ・USB3.0ポートの搭載(CPUにIvy Bridgeを採用している場合) |
このようにしっかりとした規格を設けることで、ユーザーはメーカーや機種の違いを気にすることなく、快適な操作環境を手に入れることができるわけだ。特に休止状態からの復帰時間や厚さをクリアするために、UltrabookではストレージにSSDを採用するケースが多く、この点もパフォーマンスの底上げに大きく貢献している。
Ultrabookとしては、リッチなGPU「GeForce GT 650M」を搭載し、高いグラフィックス性能を謳う「U2442F」 |
近頃のUltrabookは他社との差別化を図るため、薄さや軽量化をウリにする製品が多い中で、今回検証する「U2442F」は“オンにもオフにも頼れる1台”をコンセプトに、パフォーマンスや拡張性を重視。CPUは超低電圧版Ivy Bridgeの上位モデルCore i7-3517Uで、GPUにはミドルレンジのNVIDIA GeForce GT 650Mを標準装備する。NVIDIA Optimusテクノロジーにも対応するため、負荷やアプリケーションによって内蔵グラフィックスとのシームレスな切替が可能。無駄な消費電力を抑えつつ高い3D性能を実現している。