エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.205
2013.01.29 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
次に冷却機構をみていこう。「Xpredator X3 Devil Red Edition」は最大9基の冷却ファンでエアフローを賄う。フルタワーPCケースにカテゴライズされるだけあって内部は広く、構成パーツによっては高い冷却能力が要求される。標準搭載ファンは2基と控えめながら、用途によって冷却が強化できるようになっているワケだ。
「Xpredator X3 Devil Red Edition」のエアフローコンセプト |
メッシュタイプのフロントパネル裏には、200mmの大口径ファン1基が標準で搭載されている。ブラックスケルトンタイプのラウンドフレームと、レッドスケルトンタイプのインペラで構成され、四隅にはレッドLEDを内蔵。スペックは700rpm±10%、27.6dBA、53.4CFMで、シャドウベイに搭載されたストレージを直接冷却することができる。なおコネクタ形状は3pinと4pinペリフェラルの2way仕様。3pin接続の場合はパルスセンサーにより回転数がモニタ可能。3pinコネクタに空きがない場合は、4pinペリフェラルを使い、電源ユニットから直接給電ができる。ただし回転数はモニタができなくなる事は覚えておこう。
フロント吸気ファンは200×200×20mmの大口径。スペックは700rpm±10%、27.6dBA、53.4CFM、0.49mm-H2Oで、MTBFは25,000時間。ブラックスケルトンタイプのフレームに、4個のレッドLEDが内蔵されている |
LEDを発光させると、フロントパネル下部よりぼんやりと灯りがもれる仕組み |
リア排気ファンは140mm口径。標準で搭載されているのは、1,200rpm±200rpm、25.7dBA、50.4CFMのスリーブベアリングファン。なおコネクタ形状は200mm口径同様、3pinと4pinペリフェラルの2way仕様だった。
リア排気ファンは140mm口径。型番は「DF1402512SEDM」(DC12V/0.14A/1.68W)で、惠州卓邦电子有限公司(Flyaipine Electronics)ブランドのスリーブベアリングモデルが搭載されていた。なおこの部分には、120mm口径ファン用ネジ穴も用意され、オールインワン水冷キットのラジエターをマウントすることも可能 |