エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.212
2013.02.27 更新
文:GDM編集部 絵踏 一/松枝 清顕
今月から2期目のクローズドβテストが開始されている、大型MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」の2期目タイトル“新生エオルゼア”のベンチマークテストが22日に公開された。早くも注目を集めている大型タイトルだけに、ミドルレンジのグラフィックスカードでどこまで快適動作が見込めるのか気になっている人も多いだろう。なお、テストにあたっては品質設定を“最高品質”にセット、1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの解像度で計測を行った。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編 |
ひとまずベンチマークテストの結果から総括すると、GTX 660搭載カードなら“新生エオルゼア”は最高画質で快適にプレイできるようだ。2つのクロックモデルを並べた場合には1,280×720ドットで6.5%、1,920×1,080ドットで5%ほど「GTX660-DC2O-2GD5」の方が良いスコアが出ているが、メーカーが提示している快適ラインはどちらもクリア。1,280×720ドットで“非常に快適”、1,920×1,080ドットでは“とても快適”にプレイできる。ともあれ、最高品質のまま高解像度設定でのプレイに余裕をもたせたい場合は、「GTX660-DC2O-2GD5」のようなカスタムモデルを選ぶ価値がよりはっきりと出てくるだろう。
次は人気MMORPGタイトル「ファンタシースターオンライン2」のベンチマークテスト。ある程度低コストな環境でも遊べる軽めのベンチマークということで、品質設定はプリセットの「簡易描画設定」を最大の“5”にセット。解像度設定は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットを選択してテストを行った。
ファンタシースターオンライン2ベンチマーク |
どちらのクロックモデルでも快適に遊べるのは間違いなさそうだが、やや負荷の軽いテストとあってそれなりの差がついている。その差も1,280×720ドットでは5.5%ほどなものの、1,920×1,080ドットでは7.6%に拡大、動作クロックの差がかなり影響を与えていることが分かる。突発的に重くなるシーンなどを回避したい場合は、GTX 660カードが大活躍してくれるはずだ。
DirectX 9.0c世代の定番ゲームベンチから『MHFベンチマークソフト「大討伐」』をチョイス。旧来の環境における動作クロックの差をみてみよう。特に品質設定は用意されていないため、解像度のみを1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンに切替えて計測を行った。
MHFベンチマークソフト「大討伐」 |
こちらは4%ほどと多少ささやかなものの、DirectX 9.0c環境でも動作クロックの違いはスコア差として確認できる。どの世代のゲームでも、オーバークロックモデルを選んだ場合は確実に恩恵を享受できるということだ。もちろん実際のリファレンスモデルとの比較ではさらに差が開くことは言うまでもない。