エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.225
2013.04.13 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
シンプルな構造だけに、あっという間にチェックは完了。次は実際に組み込みを行い、要所をチェックしてみる。
今回組込みに用意した主な構成パーツは、Ivy Bridge版Celeron 1007UをオンボードするGIGABYTE「GA-C1007UN-D」、SilverStoneの80PLUS GOLD認証SFX電源「SST-ST45SF-G」。なお電源ユニットに関しては、ATX規格モデルがマウントできるものの、奥行き140mm程度までの制限を忘れてはならない。そこで筐体内部はできる限り広くした方がいいと考え、敢えてW125×D100×H63.5mmのSFX規格「SST-ST45SF-G」をチョイスした。
Ivy Bridge版Celeron 1007Uがオンボードされた、GIGABYTE「GA-C1007UN-D」。単体検証記事も参照されたし |
SFX規格にして80PLUS GOLD認証を取得した、SilverStone「SST-ST45SF-G」。ATX用プレートが付属し、小型筐体マニア御用達的存在で人気のモデル。フルモジュラーという点もポイントで、根っからのコンシューマ向けプロダクトであることがわかる |
GIGABYTE「GA-C1007UN-D」をマウントすると、右方向にまだ余裕がある。ただし、フロントI/O裏にある小さな基板の出っ張りが意外に邪魔をし、マザーボードがややマウントしにくい。基板から伸びるケーブルを傷つけないように、マザーボードを傾けながら作業しよう |
内部に出っ張る2つの基板。特にフロントサイドのI/Oポート用基板が、マザーボードの末端と隣接するため、マウントにはやや気遣いが必要 |
ラックマウント型ならまだしも、コンシューマ向けのPCケースで、冷却ファンを一列に4基も並べて搭載できるモデルは珍しい。さすがにMini-ITXケースだけに、40mm口径にはなるものの、せっかくのスペースなので、フル搭載してみることにした。
用意したのは「MONOBOX ITX2」同様、サイズが取り扱うNoiseBlockerの「BSF-XM1」だ。厚さ10mmの一般的な40mmファンだが、2,800rpm±10%で9.2dBAと静音性は高い。だたし風量は2.9CFMであることから、PCケース内部の熱をゆるゆると排出してくれるだろう。
NoiseBlocker「BSF-XM1」(40×40×10mm) 市場想定売価税込780円 |
冷却ファンの固定用に、黒塗装が施されたネジが16本付属。あまり締め付けをきつくすると、筐体のパネルを傷つける恐れがあるため注意が必要 |
4基フルマウントさせた内部をチラ見。NoiseBlockerのブルーが映える。ちなみに動作音は非常に静かで、4基搭載でもほとんど気にならないレベル |