エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.228
2013.04.22 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
それではいよいよ「Vector」のRAID 0環境におけるパフォーマンスチェックに移っていこう。テストには特にRAIDカードなどは用意せず、Intel Z77 Express搭載マザーボードによるオンボードRAIDという、ごく一般的な構成で行なった。なお、Intel 7シリーズはチップセットでRAIDレベル0/1/5/10をサポートしているものの、SATA3.0(6Gbps)は2ポートまで。現行のIntelプラットフォームでRAIDボリュームを構築する際は、SATA3.0ポートの位置をよく確認しておこう。
AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088総合ベンチマーク |
AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088 Compression-Benchmark |
あと少しで1,000MB/sに届きそうなシーケンシャルアクセスをはじめ、RAID 0の恩恵そのままにパフォーマンスがほぼ2倍近くに上昇している。一方のランダムアクセスは4K読込/書込こそほとんど変動がなかったものの、4K-64Thrdが約2倍にスコアアップ。総合スコアも2000を上回り、RAID 0の効果は抜群に表れている。
【50MB】 | 【100MB】 |
【500MB】 | 【1000MB】 |
【2000MB】 | 【4000MB】 |
「AS SSD Benchmark」同様ランダム4K性能が振るわないのが気にかかるものの、安定して950MB/sを上回るシーケンシャル書込をはじめ、2倍近くに向上した書込パフォーマンスは圧巻。NCQ(Native Command Queuing)が効くランダム4K QD32も読込/書込ともに540MB/s前後をマーク、100,000 IOPSを遥かに上回るパフォーマンスを実現している。