エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.244
2013.06.21 更新
文:GDM編集部 池西 樹
「GAMING Series」の特徴でもあるゲーミング向けネットワークチップKiller E2205 |
「Z77A-GD65 GAMING」の検証では、IntelやRealtekチップを上回るパフォーマンスを発揮したKiller E2205。チップセットや基板構成が大きく変わった「Z87-GD65 GAMING」でも、同様の性能を発揮できるのか気になるところ。そこでサーバー機やハブなど、前回とまったく同じ環境を用意して、ネットワークパフォーマンスを測定してみることにした。
「JPerf 2.0.2」の結果 | |
「JPerf 2.0.2」の帯域幅スコア(kbits/sec) |
「JPerf 2.0.2」の結果を確認すると、帯域幅は「Z77A-GD65 GAMING」よりさらに向上し、500,000kbits/secに迫る高スコアを記録。多くのマザーボードで標準装備されるIntelやRealtekチップとは一線を画す数値で、一瞬の遅れが命取りになる対戦型オンラインゲームでは、その力を大いに発揮してくれるだろう。
データ帯域(MB/sec) | |
データ レイテンシ(μs) |
続いて「Sandra 2013:ネットワーク帯域」の結果を確認していこう。「Z77A-GD65 GAMING」との比較では、データ帯域、レイテンシとも有意な差はつかずほぼ同等。また他の2つとの比較では、特にレイテンシで差が大きく、Intelチップで約8割、Realtekチップでは約半分と大幅に短縮された。これらの結果を見る限り、チップセットや基板構成変更による影響はなく、「Z87-GD65 GAMING」でもKiller E2205のパフォーマンスは十分発揮されていることがわかる。